建築写真日誌

2010年11月22日

構造現場見学会を開催しました。

昨日、昨々日と現場見学会を行ないました。

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建築途中の現場見学会は、断熱や構造部分が見られて、

コンクリート住宅の良さが判るので見て頂きたい見学会でした。

完成見学会と比べると普通は構造見学会は来場される方が比較的少なく、

また札幌中心部より少し離れていたのですが、今回は大変盛況でした。

ご来場頂き、感謝いたします。

結構、熱心にご覧になられる方も多く、いろいろご質問も受けました。

特に、日曜日の午後や夕方近くは、一時期、お相手できない方も

いらっしゃいました。

見学会で何かわからないところがありましたら、お手数ですが

ご連絡頂ければ幸いです。

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当日、よく受けた質問は、「外気に接しない1階の天井全部には、

断熱しないのですか」と聞かれました。

最上階ではない床のコンクリートが外気温の影響を受けて、

冷えが伝わってくる部分は弊社の実験データでは外壁から30cm位までです。

現在は、余裕をもって外壁から90cmまで断熱しています。

それ以上の部分(中央部分)に断熱しても、

しなくても建物の断熱性能には変わらないので、行なってはいないです。

昔のマンションは、冷えが伝わってくる床や間仕切りのコンクリート壁の部分

(30cm)までにまったく断熱をおこなっていなかった時代があり、

結露が多く発生していました。

また、1階コンクリート車庫に、2,3階木造のアパートなどは、

2階のコンクリートの床にグラスウールの施工と誤った断熱をしてしまい

数年のうちに、断熱材が痩せて性能が落ち、車庫の上の部屋が寒くなり

コンクリートは寒いと言われるようになりました。

間違った断熱計画を行なってきた会社が多すぎた為、

「コンクリートは結露する。」「コンクリートは寒い。」と

言われるようになったと思います。

正しい知識を持って、断熱計画を行なう事は大切です。

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また、意外と多くの方からお話されたのが、

「部屋と部屋の間の壁はコンクリートではないのですね。」

と言われた事です。

すべての壁を、コンクリートにしてしまうと、20年後、30年後と

家族構成などの事情で間取り変更したくてもできなくなってしまうので、

今は、建物を支える壁は、なるべく外壁で持たせ、

間仕切壁は、構造上支えない軽量なもので仕切っています。

コンクリート住宅は、コンクリートの壁で囲まれているイメージだったので、

融通性があることが判ってよかったとお話されていました。

たまに、住宅雑誌にコンクリート住宅は間取り変更できないと

誤った記事が出てる影響かもしれません。

逆に、屋根以外の1階床や2階床も鉄筋コンクリートで造られている事を、

知らなかった方も多かったです。

段ボールなどの箱も、底と上蓋が無いと簡単に変形してしまうと同じで、

屋根、床があって建物が強くなるのです。

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1,2階の上下音をチェックされていた方も何組かいらっしゃいました。

1,2階の間の床にも、コンクリートが入りますので、木造住宅などと

比べるとかなり静かです。

お子さんが走り回ったり、飛び跳ねたりする音を

完全に止める事は、不可能ですが、

木造のアパートのように話し声や食事中の食器の音などで

下の階の方の生活の様子が聞こえてしまう事はまずありません。

遮音性がコンクリートの特性でもありますので、

2世帯住宅で気兼ねなく生活がしたい方には大きなメリットがあります。

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屋上バルコニーは、大変好評でした。

当日は、天気も良く、実際屋上まで上がられる方も多かったです。

道路など歩いている方から覗かれる事も無いプライベートな庭

のようになるのが良いとのお話が多かったです。

バルコニーは庭として、天気のいい日お茶したり食事したり、

洗濯干場など使い方がイロイロあります。

屋上が丸々使えるのはコンクリート住宅ならではです。

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また、2階が今回リビングだったのですが、明るくて良い

との感想も多かったです。

ちょうど、敷地が団地の広場と公園に面する角地になっていましたので、

将来的にも遮られる事は無く、2階にリビングの計画は眺望の面からも敷地に

合っていたと思われます。

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ご来場された方々に、ブログ楽しみに読んでますと言って頂きました。

たいへんありがとうございます。

今後も励みに更新していきたいと思います。

また、お施主様には現場見学会にご協力頂き、大変感謝いたします。